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海外安全対策情報(2017年4月~6月分)

1 社会・治安情勢
当地は政治的に安定しており,また,現在のところ治安情勢に悪影響を及ぼす反政府勢力等の動きは見られない。しかし,現在までに具体的なテロ情報はないものの,本年4月,ユジノサハリンスク市内においてイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支持者2名が,ロシア連邦保安庁(FSB)に拘束される事件が発生し,拘束者の自宅からは自家製爆弾等が発見されている。今般,各国にて発生するテロ情勢や当地におけるIS支持者の拘束事案に鑑み,当地においてもテロが発生する蓋然性が高いことから駅,空港,大型商業施設等の不特定多数の者が集まる公共施設等の場所を訪れる際には,不測の事態に巻き込まれることがないように周囲の状況に注意を払う必要がある。
 
2 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向
(1)一般的治安情勢に関しては,サハリン州の各地において殺人事件が発生したほか,高齢者や女性などの社会的弱者を狙った窃盗事件,あるいは銃器を用いた凶悪犯罪事件,麻薬等の違法所持・売買事件が後を絶たない状況にある。殺人は,飲酒によるトラブルに起因するものが多く発生しているが,金品の強奪を目的としたものも発生している。今期は,邦人被害事案の発生はなかったものの,過去には在留邦人が強盗被害に遭うケースが発生しており,引続き当地治安情勢への留意が必要である。

(2)治安当局の発表によれば,2016年にサハリン州において治安当局が認知し,登録された犯罪件数は12,248件であり,前年と比較すると978件の増加となった。強盗事件の発生が2倍に増加したほか,略奪,詐欺,窃盗事件が顕著に増加している。これらの犯罪は,在留邦人の生活安全上の直接的な脅威ともなりうるものであり,当地の治安情勢は,これまで以上に予断を許さない状況にある。

(3)主な内訳(括弧内は,2015年を100%とした場合)
ア 殺人及び殺人未遂:57件(69.5%)
イ 重度傷害:160件(82.5%)
ウ 強姦及び強姦未遂:9件(75.0%)
エ 強盗:32件(200%)
オ 略奪:268件(103.5%)
カ 窃盗:4,746件(109.3%)
キ 詐欺:1,168件(140.9%)
ク 粗暴行為:6件(54.5%)
ケ 薬物違法流通:927件(84.7%)

(4)邦人被害事案
特になし

(5)邦人以外の被害事案(殺人・強盗等凶悪犯罪の事例)
ア 窃盗
サハリン州内の各地で発生しており,高齢者宅から財布の窃盗,救急車内から医療従事者の所持金の窃盗,店舗からの生活用品等の窃盗,清掃員による窃盗事件等が各地で発生している。
イ 強盗
サハリン州内の各地で金品の年金受給者の女性を狙った路上強盗事件が発生している。
ウ 殺人等
ユジノサハリンスク,ホルムスク,トマリにおいて,母親の交際相手を殺害する事件,友人との間でテレビのチャンネル争いが発端となり殺人に発展した事件,銃器を用いて居住する男女を殺人した事件,飲酒によるトラブルから喧嘩となり頭部を複数回殴って殺害した事件が各地で発生している。
エ 薬物
ユジノサハリンスクにおいて違法薬物のインターネット販売事件,合成麻薬の違法所持事件が発生している。
 
3 日本企業の安全に係る諸問題
特になし