海外安全情報(広域情報)
平成29年8月23日
~海外安全情報(広域情報)~
【ユジノサハリンスク総領事館】犠牲祭期間に伴う注意喚起
★ポイント
●9月1日から9月4日頃までは,イスラム教の犠牲祭に当たります。
●この期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は,最新情報の入手に
努め,テロの標的となりやすい場所を訪れる際には,安全確保に十分注意
を払ってください。
●情報収集には「たびレジ」を活用してください。
★内容
1 イスラム教の犠牲祭
9月1日(金)から9月4日(月)頃までは,イスラム教の犠牲祭(イード・アル=アドハー,一部の地域ではクルバンやタバスキとも言われます。)に当たります。
犠牲祭は,イスラム教徒によるサウジアラビアの聖地メッカへの大巡礼が終わりを迎えるイスラム暦12月10日から3乃至4日間行われ(今年は9月1日~4日),この間,イスラム圏の国々では休日となります。
また,非イスラム圏においても,イスラム教徒が多数居住する地区等では,犠牲祭にかかわる宗教行事が行われることがあります。
犠牲祭に際して,イスラム教徒は,神(アッラー)への捧げ物として,羊,牛,山羊などを屠り,貧しい人々と分け合うことが習慣となっています。
2 テロ情報等
現在のところ,犠牲祭に際してテロの実行を呼びかける声明などは確認さ
れていません。
しかしながら,シリアやイラクでその支配領域を縮小させているISIL(イラク・レバントのイスラム国)による存在感を示すためのテロ攻撃などの可能性は排除できません。
大規模行事はテロの標的となり易いことに留意し,テロへの注意を強化する必要があります。
3 最新の治安情勢等の確認
つきましては, 犠牲祭期間中やその前後に海外に渡航・滞在される方は,
従来以上に安全に注意する必要があることを認識し,外務省が発出する海外
安全情報及び報道等により,最新の治安情勢等,渡航・滞在先について最新
の関連情報の入手に努めるとともに,改めて危機管理意識を持つよう努めて
ください。
テロ,誘拐等の不測の事態に巻き込まれることのないよう,特にテロの標
的となりやすい場所を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物
や状況を察知したら速やかにその場を離れる等,安全確保に十分注意
を払ってください。
4 「たびレジ」への登録
在留届の提出または,「たびレジ」への登録を必ず実施してください。
3ヶ月以上海外に滞在する方は在留届の提出を,3ヶ月未満の場合は「た
びレジ」への登録を必ず実施してください。
(「たびレジ」の登録: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/ )渡航
先の最新安全情報や緊急時の大使館又は総領事館からの連絡を受け取ること
ができます。
また,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくように
してください。
5 テロ対策パンフレット
外務省のテロ対策パンフレットも併せてお読みください。
(1)パンフレット
「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(2)パンフレット
「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは,http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)
(問い合わせ窓口)
〇 在ユジノサハリンスク日本国総領事館
領事・警備班:庭田 博章
電話番号:72-55-30