「電子ビザ」を用いたサハリン州でのロシア入出国についての注意点(平成30年9月改訂)

平成30年9月4日
 今年から、サハリン州にあるコルサコフ港でのロシアへの入出国は「電子ビザ」を用いて行うことができるようになりました。これにより、日本国民は事前にロシア連邦外務省ホームページに必要事項を記載し申請することで、これまでよりも簡単に査証を取得し、入出国審査を受けることができるようになりました。
 加えて、今年9月1日以降はユジノサハリンスク空港(ホムトヴォ空港)でも電子ビザの運用が開始されております
詳細はロシア連邦外務省領事部のホームページを確認してください。 
 一方で、電子ビザによるロシアへの入出国は、通常の査証とは異なる制限がいくつか設けられており、すでに査証に関するトラブルが発生しております。このため、ロシア連邦(サハリン州)への出入国を電子ビザにより行う予定の皆様には、以下の点を十分留意されますようお願いいたします。
 
●電子ビザの申請の際、<訪れたいロシア連邦の地方>を「サハリン州(Sahklin Oblast)」と選択された方は、いかなる理由があってもサハリン州以外を訪問することは出来ません
この理由から、入出国地点についてもウラジオストクやハバロフスクなど、サハリン州以外での入出国は認められません
 
●電子ビザにより許可されるロシアでの滞在期間は入国日を含めた8日間(※)以内です。
※入国日(初日)の入国日を1日目として、8日目の23時59分までに出国する必要があります。
 
●許可された滞在期間を超過した場合、ホテルでの宿泊を拒否される可能性があります。天候不順など何らかの理由で出国が困難となった場合は、船や飛行機の搭乗券を購入した旅行代理店や運行会社に問い合わせを行ってください
 
●姓、名を逆に記載する、生年月日を誤って記載する等の誤申請についても、ロシア側でチェックされることなく査証が発給されます。入国審査時にパスポートの姓名と照合され、誤りが発覚した場合も容赦なく入国を拒否されますので、電子ビザの申請にあたっては十分なチェックを行ってください。