サハリン政治概況・日サハリン関係(2025年4月現在)
1 サハリン州要人
(1)サハリン州知事(任期5年)
氏名:リマレンコ・ヴァレリー・イーゴレヴィチ(姓・名・父称)
生年月日:1960年10月19日生
前職:エンジニアリング企業「アトムストロイエクスポルト」社長(同社は、国営原子力企業「ロスアトム」の関連企業)
備考:2018年12月知事臨時代行就任、2019年9月知事就任、2024年9月再選。
(2)サハリン州議会議長(議員任期5年)
氏名:カシヤノヴァ・エレーナ・ニコラエヴナ(姓・名・父称)
生年月日:1960年3月6日生
備考:2022年9月州議会議長就任、「統一ロシア」所属。
(3)ユジノサハリンスク市長(任期5年)
氏名:ナドサジン・セルゲイ・アレクサンドロヴィチ(姓・名・父称)
生年月日:1962年1月20日生
備考:2014年9月市長就任、2019年10月及び2024年9月再任、「統一ロシア」所属。
(4)サハリン州選出の連邦議会議員
(ア)国家院議員(任期5年)
氏名:カルロフ・ゲオルギー・アレクサンドロヴィチ(姓・名・父称)
生年月日:1971年1月4日生
備考:2011年12月就任、2016年9月及び2021年9月再選、「統一ロシア」所属。
(イ)連邦院議員(任期は選出機関に準じる)
氏名:ハポチキン・アンドレイ・アレクセーヴィチ(姓・名・父称)
生年月日:1967年10月7日生
備考:州議会選出(任期:2027年9月)、2022年10月就任。
氏名:カラーシン・グリゴリー・ボリソヴィチ(姓・名・父称)
生年月日:1949年8月23日生
備考:州政府選出(任期:2029年9月)、2019年9月就任及び2024年9月再選。
2 最近の政治概況
2024年
・9月 サハリン州知事選挙が実施され、リマレンコ現サハリン州知事が再選した。
・9月 リマレンコ・サハリン州知事がカラーシン連邦院議員を同州政府選出の連邦院議員として再任した。
・9月 ユジノサハリンスク市議会選挙が実施され、「統一ロシア」が25議席中19議席を獲得した。
これを受けて、ナドサジン・現ユジノサハリンスク市長が再任された。
・3月 ロシア大統領選挙が実施され、サハリン州(有権者数370,764人)では78.92%(前回61.22%)の
投票率、このうちプーチン大統領の得票率は86.37%(前回66.92%)を記録した。
2023年
・9月 ロシア統一地方選挙が実施され、サハリン州では州議会補欠選挙及び11の自治体で地区議会選挙が実施された。
地区議会選挙では「統一ロシア」が計132議席を獲得。
2022年
・10月 サハリン州議会代表として、アルハロフ連邦院議員に代わり、ハポチキン連邦院議員が選出された。
・9月 サハリン州議会選挙が実施され、「統一ロシア」が28議席中21議席を獲得した。
2021年
・9月 国家院選挙が実施され、当地小選挙区では現職のカルロフ議員が再選された。
・3月 カラーシン連邦院議員が連邦院国際問題委員長に任命された。
2019年
・9月 リマレンコ・サハリン州知事が、カラーシン元露外務次官をサハリン州政府選出の連邦院議員に任命した。
・9月 サハリン州知事選挙が実施され、リマレンコ・サハリン州知事臨時代行が当選した。
・4月 プーチン大統領が、メーゼンツェフ連邦院議員(サハリン州政府選出)を駐ベラルーシ露特命全権大使に任命した。
2018年
・12月 プーチン大統領が、リマレンコ「アトムストロイエクスポルト」社長をサハリン州知事臨時代行に任命した。
・9月 プーチン大統領が、コジェミャコ・サハリン州知事を沿海地方知事臨時代行に任命した。
・9月 ロシア統一地方選挙において、複数の自治体での市議会選挙に加え、州議会補選が実施された。
2017年
・10月 サハリン州議会代表として、ヴェルホフスキー連邦院議員に代わり、アルハロフ連邦院議員が選出された。
・9月 サハリン州議会選挙が実施され、「統一ロシア」が28議席中19議席を獲得した。
2016年
・9月 国家院選挙が実施され、当地小選挙区では現職のカルロフ議員が再選された。
2015年
・9月 サハリン州知事選挙が実施され、コジェミャコ・サハリン州知事臨時代行が当選した。
・3月 ホロシャビン前知事の収賄容疑による逮捕・解任後に、コジェミャコ・アムール州知事がサハリン州知事臨時代行に就任した。
3 最近の日本 - サハリン関係
2022年
・5月 日本総領事公邸が移転した。
2021年
・12月 ユジノサハリンスク市において北海道主催による北海道物産展が開催された。
・11月 第16回北海道・サハリン州市民交流会議がオンライン会議で実施された。
2020年
・12月 ユジノサハリンスク市において北海道主催による北海道物産展が開催された。
・11月 第15回北海道・サハリン州市民交流会議がオンライン形式で開催された。
・2月 ユジノサハリンスク市及びホルムスク市において日サハリン合同コンサートが開催された。
2019年
・12月 ユジノサハリンスク市において北海道主催による北海道物産展が開催された。
・11月 ユジノサハリンスク市において第14回北海道・サハリン州市民交流会議が開催された。
・10月 日露文化芸術フェスティバルが開催され、日本からはよさこい、創作ダンス、着付け等の専門家が参加し、サハリン州の複数の都市で公演・ワークショップを行った。
・9月 新田第一管区海上保安本部長を団長とする海上保安庁代表団が巡視船「つがる」にてコルサコフ港訪問し、サハリン州国境警備局と合同訓練が実施された。
・9月 東川町にて、アニワ市と東川町との間で姉妹都市提携が調印された。
・8月 門自民党衆議院議員及び武部同議員がサハリンを訪問し、観光地を視察し、日本旅行業協会と州政府との観光協議に出席した。
・2月 高橋北海道知事がサハリンを訪問し、リマレンコ知事臨時代行との会談を行い、「アジアの子供」冬季国際競技会の開会式に出席した。大会アンバサダーとして堀井衆議院議員も訪問した。
2018年
・2018年は日露首脳の合意により「ロシアにおける日本年」、「日本におけるロシア年」とされ、サハリン州において「ロシアにおける日本年」事業として和太鼓、歌舞伎、能楽の公演や加藤登紀子氏によるコンサート等の大規模な文化イベントが実施された。
・日本の企業が「チプリーチヌィ」社(温室栽培)に対する日本の技術を使用したタマネギ栽培の支援を実施し、約200トンが収穫された。
・11月 札幌市において第13回北海道・サハリン州市民交流会議が開催された。
・10月~11月 農林水産省により「8項目の協力プラン」推進のために設置された「ロシア極東等農林水産業プラットフォーム」に基づき、水産加工分野の官民ミッションがユジノサハリンスク市を訪問し、州漁業庁との協議や現地視察を実施した。
・9月、12月 ユジノサハリンスク市において北海道主催による北海道物産展が開催された。
・9月 ユジノサハリンスク市において「北海道とサハリン州との友好・経済協力に関する提携」調印20周年記念行事が開催された。
・8月 旅客船「ペンギン32」により稚内-コルサコフ間の定期航路が再開した(8月8日-9月21日)。
・5月 サンクトペテルブルク経済フォーラムの場において、高橋北海道知事とコジャミャコ州知事が会談し、稚内-コルサコフ間の定期航路の再開を含む地域間交流の活発化について議論した。
2017年
・12月 ユジノサハリンスク市において北海道主催の物産展が開催された。
・11月 ユジノサハリンスク市において第12回北海道・サハリン州市民交流会議が開催された。
・10月 ユジノサハリンスク市において北海道北9市及び北海道庁の取組による道北物産展が開催された。
・9月 第3回東方経済フォーラム(ウラジオストク)において、高橋北海道知事とコジェミャコ州知事が会談し、両地域の協力の現状と見通しについて幅広い意見交換を実施した。
・8月 在ユジノサハリンスク日本国総領事館が「北海道センター」に移転した。
・6月 旅客船「ペンギン33」により稚内 - コルサコフ間の定期航路が再開した(6月2日-9月19日)。
日露合弁会社「ほのかサハリン」によるユジノサハリンスク市内の先行発展領域「山の空気」における、温浴複合施設が着工された。
・5月 北方四島における共同経済活動に関する協議のため、長谷川総理補佐官を長とする官民調査代表団がユジノサハリンスク市を訪問した。
2016年
・12月 日露首脳会談に合わせて東京において高橋北海道知事とコジェミャコ州知事が会談し、両地域間の交流を一層進めることで一致した。
・11月 札幌市において第11回北海道・サハリン州市民交流会議が開催された。
・11月 在ロシア日本大使館においてコジェミャコ州知事(サハリン州)がジャパンビジネスクラブに対するプレゼンテーションを実施した。
・10月 ユジノサハリンスク市において道北9市及び南さつま市の取組による第4回目の「道北物産展」(4日間)が開催された。
・8月 新旅客船「ペンギン33」により稚内 - コルサコフ間の定期航路が再開した(9月中旬で一旦終了)。
2015年
・10月 高橋北海道知事がユジノサハリンスク市を訪問し、コジェミャコ州知事との会談及び岩倉建設が建設に協力した「北海道センター」開館式に出席した。
・9月 ユジノサハリンスク市において第10回北海道・サハリン州市民交流会議が開催された。