サハリン1・サハリン2プロジェクト

令和7年1月9日

サハリン1プロジェクト

権益比率
エクソン・ネフテガス(エクソンモービル子会社)(2022年撤退表明) 30.0%

サハリン石油ガス開発(SODECO) 30.0%

インド国営石油会社(ONGC) 20.0%

サハリンモルネフテガス・シェリフ(ロスネフチ子会社) 11.5%

ロスネフチ・アストラ(ロスネフチ子会社)   8.5%
投資総額
120億ドル以上
 
オペレーター
有限責任会社サハリン-1
 
主要鉱床
チャイヴォ鉱区(2005年生産開始。可採埋蔵量約1億トンの原油・ガス)

オドプト鉱区(2010年生産開始。小規模の原油とガス)

アルクトゥン・ダギ鉱区(2015年生産開始。原油が主体でガスもある)
 
推定可採埋蔵量
原    油: 約23億バレル(ガスコンデンセート約3.07億トン含む)

天然ガス: 17.1兆立方フィート(約4850億立方メートル)
 
開発の現状

2005年10月よりチャイヴォ鉱区からロシア国内に向けた石油・天然ガスの一部生産を 行っており
(既存のパイプラインを使用)、翌2006年10月には日本を含む石油の国際市場向け出荷を開始。

2009年5月、オドプトゥ鉱区の採掘が開始され、2010年9月、石油及び天然ガスの商業生産を開始。
2014年6月、アルクトゥン・ダギ鉱区の開発用海上プラットフォーム「ベールクト」において採掘が開始され、2015年1月より商業生産を開始。

サハリン2プロジェクト

権益比率
ガスプロム 77.5%

三井物産 12.5%

三菱商事 10.0%
      
投資総額
約200億ドル以上
 
オペレーター
サハリンスカヤ・エネルギヤ
 
主要鉱床
ピルトウン・アストフスコエ鉱区(原油鉱区、サハリン北部東岸)

ルンスコエ鉱区(天然ガス中心鉱区、サハリン中部東岸)
 
推定可採埋蔵量
石油:11億バレル(1.5億トン)

天然ガス:5,000億立方メートル(17.7兆立方フィート)
 
開発の現状  1997年7月より海上採掘プラットフォーム「モリクパック」にて原油生産を開始。
2008年10月、サハリン島を南北に縦断する全長約850kmの原油ガス・パイプラインが完成。
同年12月、サハリン南端のプリゴロドノエ港より原油通年出荷を開始。
更に、2008年末に新プラットフォーム「PA-B」(ピルトン・アストフスコエ鉱区)、2009年1月には
プラットフォーム「Lun-A」(ルンスコエ鉱区)において採掘を開始。
2009年2月、プリゴロドノエのLNG工場の稼働式典が行われ、同年3月よりLNGの出荷を開始。

サハリンプロジェクト位置図

サハリンプロジェクト位置図
出所:「石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)」