滞在時の留意事項
滞在登録
一時滞在目的で滞在地に到着した日から3労働日(土,日,祝日は除く)を経過した方は,必ず滞在登録をすることが必要です。ホテルに宿泊する場合はホテルで手続きしますが,個人の家等に宿泊する場合は住所地を管轄する郵便局又は連邦移住庁サハリン州局に対して受入側が通知することになっています。 なお,ホテルで手続きする場合,ホテル側に旅券を預けることとなりますので,手続きの終了後は,必ず旅券を受領しましょう。宿泊したホテル側のミスで手続きがされていないといったトラブルが発生していますので,旅券の受領時にホテル側に確認することをお勧めします。
訪問可能都市
短期旅行者の場合,基本的には,査証申請書に記入された都市以外を訪れることは出来ません。入国後,観光であれば旅行会社に,また,商用の場合はそれぞれの受け入れ機関を通じて手続きを行うことにより,他の都市への旅行が可能となります。
写真撮影
写真撮影が禁止されている主な箇所としては,
- 軍事施設及び兵器
- 全ての軍事目的物,施設及び燃料貯蔵所
- 空港,港湾施設,税関検査施設,水力発電施設,鉄道分岐点,トンネル,鉄橋,陸橋
- 工業施設,科学研究機関,放送塔,放送局,電話電信局
- 工業業都市の遠景
等があります。また,撮影に許可を要する主な場所としては,農場,機械・トラクタ・サービスステーション,駅,空港,河川港,官庁建物,教育機関等が挙げられます。
麻薬の取り締まり
麻薬の持込については非常に厳しい審査が行われ,持込みが発覚した際には厳罰に処されます。麻薬または向精神薬の大量不法入手または保管(販売する意図がない場合)は懲役3年以内,大量不法入手で販売する意図のある保管及び製造,加工,運送,送付,販売に関わった者は3年から7年の懲役,さらに財産を没収される場合もあります。なお,「大量」の定義は麻薬取締委員会が定めるもので,乾燥マリファナは0.1グラム以上,ハシシは0.05グラム以上等と定められています。また,それに満たない場合でも,行政法規によって処置対象になります。
パスポートの携帯
外国人は常時旅券を携帯するよう法律で定められており,警察官等による検査が実施されています(したがって,ホテルチェックイン直後にホテルに旅券を預けたままホテルの外を散歩するときには旅券をホテル側より返却してもらうことを忘れないようにお願いいたします)。
ロシア国内での労働
連邦移住庁サハリン州局より外国人を雇用できる許可を取得したロシア企業が契約した外国人等を除き,外国人が国内で労働に従事することは許可されていません。ロシア国内での政治活動,外国人による政治活動(デモ参加,署名集め,印刷物の配布等)は厳しく規制されています。